
お客様との出逢いを大切にし、公私ともにインテリアを楽しんでいます。
踊り場に腰掛け、「この階段には、30年の思い出がいーっぱい詰まっているのよ!」とおっしゃるO様。
先日、O様邸のカーペット張替えをお手伝いさせていただきました。
アメリカでの生活を経て、家族みんなで沖縄に移住。
以降、今日までみんなに愛されるこの階段は、生前のご主人のアイディアで作られたのだそうです。
時には、たくさんの軍人さん達にお料理を振る舞い語り合う場所。
時には、疲れて帰ってきたご主人が腕を広げて休む場所。
O様の大切な人々を温めてきたカーペットですが、ここ数年汚れや痛みが激しい部分が目立ち
少々違う色のカーペットを張って応急処置なさるなど、工夫しながら大切にご使用なさっているのが伝わります。
アメリカのご自宅ではアイボリー系の薄い色のカーペットをご使用なさっている為、
少し迷われましたが、今と変わらない「レッドがいい!」との決断で、色が決まりました。
上から下までカーペットを剥がし終え、下地のコンクリートが顔を見せます。
グリッパーを無理に剥がさず、痛みの激しい部分を交換。クッション材を敷き詰めます。
継ぎ接ぎが気になっていた、コーナー部分や出隅もきれいに張り終えました。